2024.3.22
F1日本グランプリ(4月5~7日 鈴鹿サーキット)を前に、鈴鹿市役所1階市民ロビー「モータースポーツ振興コーナー」において、伊勢型紙によるF1アート作品を展示しています。
これは、鈴鹿市在住の伊勢型紙アーティストの手によるもので、F1マシンをはじめ、トロフィーなどが立体作品と伊勢型紙を使用してつくられており、細かいディテールやスポンサーロゴなどが精巧に再現され、その仕上がりは驚異的な精密さです。
■展示場所 鈴鹿市役所1階市民ロビー「モータースポーツ振興コーナー」
平日 8:30~17:15 日曜 9:00~12:00 土・祝 閉庁
■展示期間 2024年3月22日(金)~4月上旬
■作者紹介
伊勢型紙アーティスト KENJI 田中健児(たなか けんじ) 鈴鹿市算所在住
5歳の時、鈴鹿サーキットで初めてF1を観戦し、F1マシンの迫力に魅了されモータースポーツファンとなる。
長年F1日本グランプリを観戦するなかで【日本・Suzuka】を愛してくれるF1ドライバー、チーム関係者へ日本文化を感じてもらうものはないか?と思案を巡らす。
そこで着物などの生地を染色する際に用いられる型地紙である鈴鹿市の伝統工芸品【伊勢型紙】に着目。
F1日本グランプリの聖地『鈴鹿』
その鈴鹿市が誇る伝統工芸品『伊勢型紙』
[モータースポーツという最先端文化と日本の伝統文化を融合させたアート]として、独学で伊勢型紙を使用したアート創作活動をスタート。
工作機械などは一切使用せず、『全て手彫りで彫り上げる』ことを創作スタイルとしている。
F1ドライバーなどを彫り上げた肖像画の平面アートだけでなく、類のない『伊勢型紙だけで作り上げた立体アート』のF1マシンやオリジナルデザインのトロフィーなども生み出しており、伊勢型紙の新たな可能性を見出す創作活動を続けている。
■展示作品紹介
セバスチャン・ベッテルに捧ぐ
日本・鈴鹿『Suzuka』を愛した世界王者、セバスチャン・ベッテル。
鈴鹿サーキットでのF1日本GPで4度優勝。
東日本大震災が発生した2011年には、日本へ『絆』のメッセージを込めたデザインのヘルメットをかぶり、自身2度目のワールドチャンピオンを日本・鈴鹿で決めた。
彼の引退に向けて感謝の思いを描いた作品。
Red Bull F1 Team 2023 World Champion Concept Color
全長約80cmのビッグスケールマシン
ロゴの文字からコックピットのステアリングの細かなスイッチなど全て手彫りで仕上げた1台
F1日本グランプリ オリジナルデザイントロフィー(2022)
F1日本GPに向けて、オリジナルでデザインしたトロフィー
鈴鹿サーキットレーシングコースをデザインに組み込んだトロフィーは、セバスチャン・ベッテルもお気に入りの一品
幻の「2021 F1日本GP」トロフィー
2021年開催される予定だったF1日本GP
コロナ禍により無念の開催中止により使用されず、その年初のワールドチャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペン選手へ贈られたトロフィーを忠実に再現した作品