2022.7.29
7月26日(火)、鈴鹿サーキット国際レーシングコースを舞台に「小中学生サーキット同乗走行体験 ~本物の世界を知る~」が開催されました。
主催:NPO法人 鈴鹿モータースポーツ友の会
後援:鈴鹿市、鈴鹿市教育委員会
協力:ホンダモビリティランド株式会社 鈴鹿サーキット、Honda Cars 三重北
芸術やスポーツなど、大人たちの高い技術に子供たちが触れ、またそれを深く理解するのはなかなか難しいものですが、プロレーサーがマシンを操る助手席に身を置けば、そのスピードや振動・体に掛かる応力などが、からだ全体や五感に直接伝わり、経験や予備知識など全く必要とせず、その高次元な世界を体験できます。
本イベントでは、その芸術的な技量をすぐそばで子供たちが体験し、自分たちの夢との距離を縮め、『 さまざまな分野での活躍を夢見る子供たちの育成 』を目指すものであり、モータースポーツのまち・鈴鹿ならではのイベントです。
ピット2階ホスピタリティラウンジで行われた開会式。当日は、100名近い申し込みの中から抽選で選ばれた40名の鈴鹿市内の児童・生徒が集まりました。
まず主催者を代表して、NPO法人 鈴鹿モータースポーツ友の会 畑川治理事長からイベントの趣旨などについてのご挨拶を申し上げました。
続いてご来賓を代表して、本イベントにご後援をいただいた鈴鹿市教育長 廣田隆延様、続いて鈴鹿市 地域資源活用課 観光・モータースポーツ振興グループ リーダー後藤幹雄様のご貸与をいただいたICDAホールディングス株式会社 管理部 部長 服部宝様よりご挨拶をちょうだいしました。
続いて行われたレーシングドライバー福山英朗選手(鈴鹿モータースポーツ友の会 副理事長)の講演では、自身のレーサー人生の経験にもとづいた、夢に向かう気持ちや夢を実現させるチカラなどについて語っていただきました。
そして今回、子どもたちをレーシングスピードの世界にいざなうプロレーシングドライバーたち。
左から、脇田一輝、水谷竜也、谷川達也、寺西玲央、大賀裕介の各選手。みんな鈴鹿にゆかりの選手です。
ピットレーンに移動して、ヘルメットを着用し、さあスタンバイ。
乗降場所には、なんとホンダNSXも登場。乗り込んでコックピットをご体験いただきました。
さあ、いよいよ走行開始。一周5.807㎞のグランプリサーキットをレーシングスピードで体感してもらいました。
さらに、今回サプライズ企画としてホンダステップワゴン2台に乗り合わせで保護者の方などを対象に走行中のサーキットを遊覧走行いただきました。
全員が走り終わっての閉会式では、ほとんどの子供たちが息をはずませて「楽しかった」「面白かった」「また乗ってみたい」と目を輝かせていたのが印象的でした。最後には選手たちにサインを求めたり、記念写真撮影など歓声があふれる中でのイベント終了でした。
鈴鹿の子どもたちにしかできない貴重な体験。これからの人生、それぞれの夢に向かって、今日の体験が少しでもチカラになったらとっても嬉しいです!