2022.10.27
10月26日(水)、60歳以上の方を対象としたサーキット走行会「脳内活性 in サーキット」が鈴鹿サーキット南コースで開催されました。
主催:NPO法人 鈴鹿モータースポーツ友の会
協力:鈴鹿市、鈴鹿サーキット、レジェンドレーシングドライバーズクラブ
昨今、高齢者の交通事故や免許返納がよく言われますが、こうした流れに対してわれわれモータースポーツ業界からはまったく違った視点で向き合い、絶え間なく集中力と判断力が求められるサーキット走行を通じ、文字通り脳内を活性化して日常の安全運転につなげていただこうという趣旨で行うのが本イベントで、今回で6回目を数えます。
これには「モータースポーツは究極の安全運転」という確たる哲学が背景にあるのです。今回は36名の皆さんが参加されました。
この趣旨にご賛同いただき、往年の名ドライバーで組織される「レジェンドレーシングドライバーズクラブ」から、前人未到の国内ビッグタイトル4冠達成や「デイトナ24時間」優勝の偉業を誇る長谷見昌弘さんに特別ゲストとしてお越しいただきました。
当日は、畑川治理事長、福山英朗副理事長、そして地元のレーシングドライバー(左から脇田一輝、水谷竜也、寺西玲央、大賀裕介の各選手)がせいぞろい。60~83歳の参加者の皆さんをお迎えしました。
そして午前中は約1.2㎞のコース内を4つのパートに分け、「スラローム」「コーナリング」「クランク」そして「ブレーキング」のマンツーマンレッスンを実施。担当講師からアドバイスをおこなっていただきました。途中、長谷見さんの特別アドバイスをいただけた参加者も。
午前中には長谷見さんと畑川理事長に、鈴鹿ヴォイスFMのインタビューが行われました。
この模様は当日午後に同局番組「めっちゃすずか」でオンエアされました。インタビュアーとパーソナリティーは鈴鹿サーキットレース実況アナウンサーの多賀稔晃さんです。
お昼のインターバルには長谷見さんからドライビングの実践にもとづいた興味深いレクチャーが。全員が思わず聞き入っていました。
午後はサーキットを開放。講師の先導による慣熟走行を経て、フリー走行でサーキット走行をご堪能いただきました。走行最後のチェッカーは、長谷見さんに振っていただきました。
全走行終了後に行われた修了式。今回のイベントに多大なご支援をいただいた鈴鹿市地域資源活用課の後藤幹雄様からご挨拶をいただきました。
続いて長谷見さんがその場でサインを入れた貴重なパネルがじゃんけん大会でプレゼントされ、さらには長谷見さんと福山さんがコンビで優勝した全日本ツーリングカー選手権のピンナップがお二人のサイン入りで全員にプレゼントされました。
さらに鈴鹿市出身フォトグラファー熱田護さん撮影によるF1イタリアGPのパネルもプレゼント。
講師の皆さん、参加者の皆さん、お疲れさまでした。これからも安全で元気にドライビングを楽しみましょう!