2019.10.28
11月2日(土)・3日(日)に鈴鹿サーキットで開催される「2019全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦 第51回MFJグランプリ」にちなんで1990年代に当時の市販車ベースの最高峰クラス(TT-F1、スーパーバイク)で活躍したマシンのベース車両(公道走行可能な市販車)2台を鈴鹿市役所1階市民ロビー「モータースポーツ振興コーナー」に展示しています。
【ホンダRVF/RC45(1994)】
ホンダRVF/RC45は、「鈴鹿8時間耐久ロードレース」などに代表されるFIM世界耐久選手権シリーズをはじめとするTT-F1クラスで常勝を誇ったワークスマシン「ホンダRVF750」の先進技術をもとに開発・販売された市販車である。
V型4気筒DOHCエンジンによる優れた走行性能、電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)などのデバイス、チタン合金やマグネシウムの多用など、当時のホンダの最新技術の粋を集めたハイグレードなスーパースポーツとして大人気を博し、200万円という高価格にもかかわらず限定500台は完売。さらに国内外のロードレースで大活躍した。
【ヤマハYZF-R7(1999)】
国内外のロードレースで活躍したヤマハFZR750Rの後継機であるYZF-R7は、スーパーバイクレース参戦を前提に開発され、欧州向けに500台が限定販売された。
当時国内レースの最高峰であった全日本スーパーバイク選手権に本機の開発ライダーである吉川和多留がデビューイヤーにチャンピオンに、翌2000年には芳賀紀行により世界スーパーバイク選手権でランキング2位に輝き、ポテンシャルの高さを見せつけた。
国内では30台ほどが流通したようだが、ほとんどがレースに使用されたため、公道走行可能な状態での個体は10台に満たないと推測される希少車両である。
■展示期間:11月8日(金)まで(予定…延長の可能性あり) ※土日祝閉庁
ぜひ鈴鹿市役所に足をお運びください!